ひどい花粉症で春はつらいです。薬漬けになるのは嫌なのですが、こんな相談もできますか?

花粉症の症状は、人それぞれ、お辛いですよね。相談可能です。
花粉症の症状を和らげるには、薬以外にも、実践された方が良いことが多くあります。

花粉症は、身体の外の粘膜に花粉(スギ、ヒノキ、ブタクサ等)が付着して、
身体が防御反応としてアレルギー反応を引き起こし、くしゃみや鼻水、目のかゆみを起こします。

防御反応を起こしている体の中のヒスタミンという物質です。
一般的な治療薬は、上記のヒスタミンの反応を和らげるお薬が多く出ています。(抗ヒスタミン薬)

(1)日常生活の改善
花粉が目や鼻、のど等の粘膜に付着しないようにすることで、症状を和らげることが出来ます。

  • 外出をなるべく避ける
  • 外出時にはマスクやメガネ、つるつるしたコートを着用する
  • 帰宅時、部屋に入る前に洋服や髪についた花粉をよくはらう
  • 帰宅後はうがい洗顔をし、鼻をかむ
  • 帰宅後は、来ていた服を玄関で脱ぎ、洗濯・シャワーで体についた花粉を落とす
  • 窓や戸を閉める 洗濯ものや布団は外に干さない
  • 部屋をよく掃除する
 

(2)舌下免疫療法
花粉症は、スギ花粉が最も症状が強く、日本人の多くを悩ませています。
ヒノキやブタクサによる花粉症もいらっしゃいますが、スギ花粉に比べて症状が軽く、
スギ花粉症が治ると、他の花粉症は、日常生活の改善程度で対処するできる場合が多い印象です。

スギ花粉症には舌下免疫療法という治療法があります。
これは、スギ花粉のエキスの錠剤を毎日、舌の下に入れて口の中からスギ花粉に対する免疫を付けることで、外から花粉の粒子が付いても、アレルギー反応が起きなくする治療です。

3年間、毎日続けることで、ほとんどの方は、スギ花粉に対するアレルギー反応は消失するか、
とても軽くなり、満足度の高い治療です。

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