ホエイプロテインは牛乳を原料とした動物性タンパク質のプロテイン。ソイプロテインは、大豆を原料とした植物性のタンパク質のプロテインです。
ホエイプロテインとソイプロテインの大きな違いは、吸収速度にあります。
ホエイプロテインは牛乳由来のプロテインなので、成分が私達の身体に近いため、消化吸収が早いという特徴があります。運動後の速やかな栄養補給とリカバリーには、ホエイプロテインが適していると言えます。
一方で、ソイプロテインは、消化吸収がゆっくりという特徴があります。お腹の中でとどまる時間が長いので、腹持ちがよいので、間食などに使用するのもおすすめです。ソイプロテインは、乳由来の成分を使用していないので、アレルギーがある方や乳糖不耐症(牛乳を飲むとお腹を下してしまう方)も安心して飲んで頂くことができます。
ホエイプロテインとソイプロテインの栄養面に関しては、アミノ酸スコアを使用して説明をしていきます。
アミノ酸スコアとは、食品中に含まれるタンパク質の栄養価を、必須アミノ酸の組み合わせから評価する指標の1つです。
アミノ酸スコアの数値は0〜100まであり、数値が100に近ければ近いほど、「質のよいタンパク質」となります。全9種類ある必須アミノ酸の含有量が一定基準をクリアしていれば、アミノ酸スコアは100となります。そのうち、1種類でも基準に満たない必須アミノ酸がある場合は、アミノ酸スコアは低くなります。
一般的に動物性食品の方が植物性食品に比べてアミノ酸スコアが高い傾向にあります。プロテインのアミノ酸スコアを比べてみると、ホエイタンパク質は、アミノ酸スコア100。ソイプロテインもアミノ酸スコアは100。したがって、どちらも優れた質の良いタンパク質であると言えます。
使い分ける際は、吸収速度が違うという部分を考慮して運動後や間食など目的によって使い分けるようにしていくと、より効率的にプロテインの摂取をすることができます。