50代主婦ですが以前のようにダイエットをしても痩せません。痩せる方法を食事と運動に関してパーソナルジムの専門家に聞きたいです。

年齢とともに、若いころと同じように運動しても痩せにくいな、と感じる方は多いのではないでしょうか。その原因と効果的な食事商法をお伝えさせていただきます。

50代になって痩せにくくなった理由

10代後半や20代に比べると、40・50代は基礎代謝が落ちてくるため痩せにくくなります。さらに、脂肪を燃やす働きがある女性ホルモンの分泌が減ることでも、脂肪が体につきやすくなり痩せにくくなっている原因となっています。

ダイエットを成功させる食事のポイント

1. 蛋白質を意識した朝食を摂ろう
2. 摂ってもいい糖質を知ろう
3. 老廃物を体外に出すことを意識しよう

朝食は蛋白質を意識した食事に

睡眠時には長時間蛋白質の供給が絶たれるため、朝食でしっかり蛋白質を摂取して、筋肉の分解を防ぎます。筋肉は年齢とともに減少していきますが、基礎代謝は筋肉量に比例するため、筋肉量を維持することも体型維持やダイエットには欠かせません。朝は時間がない方も多いため、卵や納豆など手軽なもので蛋白質の摂取量を増やして行きましょう。

糖質は摂取する食品に注意する

ダイエットをしている方は、糖質を極端に減らしがちですが、摂取する食品に注意していきましょう。同じ糖質でも、玄米や雑穀米などは食物繊維やミネラル類も補給できるので、日中の代謝が良く太りにくい時間帯に食べるようにして行きましょう。

老廃物を体外に出すことを意識する

食べたものを消化・吸収し、その後はしっかりと排泄することで体の代謝が良くなり、痩せやすい体になります。食物繊維を積極的に摂取して便通を良くしていくこと、腸内環境を整えていくこともダイエットには重要なポイントです。

また、水分摂取も欠かせないダイエットのポイントです。お水を摂取すると、体内の細胞が排泄した毒素や老廃物など不要なものがスムーズに体外へと排泄されていき、代謝を上げてくれる効果があります。

ダイエットを成功させる運動

ダイエットを成功させるには、有酸素運動と無酸素運動の組み合わせが鍵となります。

筋トレで筋肉量を増やしつつ有酸素運動に取り組めば、脂肪燃焼効果が期待でき、消費カロリーも増えていきます。
筋肉量が減少すると、基礎代謝が低下するため、カロリー消費量が減ってやせにくくなります。

ダイエットを行う上で、筋肉に負荷をかけて比較的短時間で行う無酸素運動と運動負荷が比較的軽い動作を持続して行う有酸素運動をバランス良く組み合わせて取り組むことが大切です。