ダイエット注射には、脂肪の燃焼を促進し、基礎代謝を上げる効果がありますので、発熱量・脂肪消費量が増え、セルライトを分解し痩せやすい体質へと導きます。
しかし、注射を打つだけでは期待できる効果は少なく、運動をすることで脂肪の燃焼を促進するため、日常的に運動をされているが代謝が良くないと感じている方にはおススメです。
ダイエット注射とは?
Lカルニチン、パントール、チオクトというお薬を使用した注射です。
Lカルチン
Lカルニチンは、肉類と乳製品、特に肉の赤身(骨格筋部分)に多く含まれており、脂肪の燃焼を促進し、基礎代謝を上げる効果があります。また、脳内にも多く含まれており、不足すると痴呆の原因にもなるので、認知症の予防にも効果的です。
さらには、Lカルニチンには持久力が向上し疲れにくくなるという特徴もあり、運動前や規則的に摂取することで脂肪の燃焼しやすい状態になり、運動機能の向上につながります。
パントール
パントール(パントテン酸)は、ビタミンB5とも呼ばれており、レバー、納豆、鮭やイワシなどに多く含まれています。
これは、炭水化物や脂質の代謝促進、善玉コレステロール増加、ストレスへの抵抗力や免疫の強化などの働きがあります。
また、皮膚や毛髪をつくるコラーゲンの合成に欠かせないビタミンCの働きを助ける効果もあると言われています。
パントテン酸が欠乏すると、感染症への抵抗力が落ちます。さらに、食欲不振やイライラを招き、皮膚・副腎・末梢神経などの障害を引き起こします。
チオクト
チオクトはαリポ酸と言われ、牛・豚のレバー、ほうれん草、トマト、ブロッコリーなどに含まれている成分です。
熱エネルギーの生産を高め新陳代謝を促進し、脂肪の増加を抑制する効果があります。
さらに強い抗酸化作用が体内での活性酸素増加を抑制し、生活習慣病予防に効果があると言われています。
ダイエット注射は、運動を継続しているがなかなか体重が減らない方、代謝が悪いと感じている方には効果的であると言えます。また、単回の投与では効果が得られないことが多いので、1~2週間に1回のペースで継続して投与するのが良いでしょう。