プロテインはダイエットに良いですか?

プロテインを飲んだからといって瘦せるわけではありませんが、活用すると良いこともあります。メリット、デメリットを知ったうえで、自分に必要な場合はとりいれて頂けると良いです。

ダイエットにプロテインをとるメリット、デメリット

①ダイエットにプロテインをとるメリット
ダイエット中にプロテインをとることのメリットは、タンパク質をとれるところにあります。
私たちは食べたものをエネルギーにかえて脂肪として貯金されにくくするためにタンパク質が必要です。
そのため、ダイエット中はタンパク質を必要量しっかりとることが大切です。
さらに、タンパク質は筋肉の材料にもなります。

ダイエット中にタンパク質が不足してしまうと、筋肉も減ってしまい、結果的に体重は減ったものの脂肪はあまり減らなかったということになりやすいです。

このようなことから、ダイエット中にタンパク質を不足なくとるために食事からの摂取だけでは難しい場合、プロテインをとりいれて頂けるとリバウンドしにくい瘦せやすい体づくりに繋がります。

②ダイエットにプロテインをとるデメリット

ダイエット中、タンパク質を必要量とることは重要です。

しかし、タンパク質もエネルギーを持っています。
過剰にとりすぎればエネルギー摂取量が増加し、脂肪を蓄えてしまいます。

まずは食事からタンパク質がどれくらいとれているのか確認し、どうしても食事からとりにくい場合は、プロテインもとりいれて頂くことで、デメリットは回避できます。

ダイエットにプロテインをとり入れる方法


プロテインは主に3つの種類があり、それぞれ特徴が異なります。ダイエットにとりいれて頂く際は自分に必要な種類のプロテインを見極めてとって頂けると良いでしょう。

①カゼインプロテイン
原料は牛乳で、ホットミルクにできる薄い膜の部分です。
特徴は吸収が緩やかで腹持ちが良いところです。
ダイエット中にとりいれて頂く際は、寝る前や次の食事まで間が空くときがおすすめです。
これにより、筋肉の分解を防ぎ、筋肉を維持しながらのダイエットが行えます。

②ホエイプロテイン
原料は牛乳で、ヨーグルトの上澄みの部分です。
特徴は、吸収が素早く、筋力アップに有効なBCAAが豊富に含まれているところです。
運動直後の摂取がおすすめですが、タンパク質の吸収がゆっくりな無調整豆乳と合わせることでデメリットを解消でき、食事間隔があいてしまうときや、ダイエット中の食事の一部としての置き換えも可能になります。

③ソイプロテイン

原料は大豆です。吸収が緩やかで腹持ちが良いです。
運動後の摂取には不向きですが、ダイエット中、次の食事まで間があくときなどにとりいれて頂けると良いです。粉っぽく混ざりにくいため、好みが分かれやすいです。
無調整豆乳も大豆のタンパク質が豊富に含まれているため、苦手な方は豆乳での代用も可能です。

この記事は、BIG TREE. 荻窪クリニックの院長、榎本達也が監修しています。

【資格】
ペインクリニック学会専門医
東京都かかりつけ医認知症研修終了

【経歴】
2005年 順天堂大学医学部卒業
2005年 公立学校組合共済 関東中央病院 内科研修医
2007年 順天堂大学麻酔科学ペインクリニック 講座入局
2011年 順天堂大学大学院卒業(痛みと抗うつ薬に関する論文にて学位授与)
2014年 米国Boston scientific surgical centerにて脊髄刺激電極について研修
2015年 武蔵野陽和会病院 整形外科医員
2022年 BIGTREE.荻窪クリニック院長就任

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