ダイエット方法は様々なものがありますが多くは、カロリー制限、糖質制限、脂質制限など何かを制限することに目をむけることが多いです。
しかし、ダイエットをするうえで絶対に不足させてはいけないものがあります。今回はダイエット中に不足させてはいけないものについてお伝えします。
ダイエット中に不足させてはいけないもの ①水
水は血液やリンパ液の材料です。ダイエット中に水分が不足してしまうと血液やリンパ液の流れが悪くなります
血液の流れが悪くなると、体中に栄養や酸素をスムーズに運ぶことが難しくなってしまいます。私たちの体は栄養や酸素が必要な場所に届くことにより効率良くエネルギーをつくることができます。
そのため、水分不足に陥るとエネルギーを効率よく作り出せません。
さらに、リンパ液の流れが悪くなると、体からいらなくなった老廃物を排泄しにくくなり、体にいらなくなったものがずっと体内にとどまることになります。
ダイエット中は積極的に水分をとるようにしましょう。
理想的な水分量は体組成、体調によっても異なりますが、毎日1.5〜2.0L程度とることがおすすめです。
そのうち半分以上はミネラルウォーターでとれると良いです。ぜひダイエット中に意識してみてください。
ダイエット中に不足させてはいけないもの ②タンパク質
タンパク質は筋肉や髪、皮膚の材料になります。ダイエット中にタンパク質が不足してしまうと、筋肉が減ってしまいリバウンドしやすい体になってしまいます。
また、髪質や肌質にも影響するため美しくダイエットを成功させるためには、タンパク質は不可欠です。
さらに、タンパク質は酵素やホルモンの材料にもなります。食べたものからエネルギーをつくりだすためには酵素やホルモンがしっかり働くかが大切です。
代謝を上げて瘦せやすい体をつくるためにもダイエット中はタンパク質が必要です。
タンパク質には動物性タンパク質と言われる肉、魚、卵、牛乳・乳製品と植物性タンパク質である大豆製品、ブロッコリーなどの野菜、玄米などの穀類があります。ダ
イエット中はこの比率を意識することが大切です。動物性と植物性が1対1でとれるように意識してください。
ダイエット中に不足させてはいけないもの ③睡眠
私たちは寝ている間も代謝を行いエネルギーをつくりだしています。
睡眠の質が悪かったり、睡眠時間が適正でない場合、代謝を上手く行うことが難しいです。その結果、食事や運動を頑張っていても脂肪が減りにくくなってしまいます。
また、睡眠は食欲とも大きく関わります。ダイエット中、睡眠不足になってしまうと日中の食欲が抑えられず、適量以上に食べてしまうことに繋がります。
ダイエット中は睡眠時間をしっかり確保するとともに、日付がかわる前に就寝することをおすすめします。
この記事は、BIG TREE. 荻窪クリニックの院長、榎本達也が監修しています。
【資格】
ペインクリニック学会専門医
東京都かかりつけ医認知症研修終了
【経歴】
2005年 順天堂大学医学部卒業
2005年 公立学校組合共済 関東中央病院 内科研修医
2007年 順天堂大学麻酔科学ペインクリニック 講座入局
2011年 順天堂大学大学院卒業(痛みと抗うつ薬に関する論文にて学位授与)
2014年 米国Boston scientific surgical centerにて脊髄刺激電極について研修
2015年 武蔵野陽和会病院 整形外科医員
2022年 BIGTREE.荻窪クリニック院長就任