年齢とともに体重が増えるのはなぜ
年齢とともに体重が増えるのは、様々な理由が関係しています。これらは個人差があるものの、加齢に伴う自然な体の変化として多くの人が経験します。
- ライフスタイルの変化 年齢とともに運動量が減ったり、日常生活での活動量が少なくなることがあります。また、仕事や家庭のストレスで食生活が乱れることも体重増加の一因です。
- 基礎代謝量の低下 基礎代謝とは、何もしなくても体がエネルギーを消費する量のことです。加齢に伴い筋肉量が減少するため、基礎代謝が低下します。その結果、若い頃と同じ食事量でも余分なカロリーが体脂肪として蓄積されやすくなります。
- 筋肉量の減少 筋肉はエネルギーを消費する重要な器官ですが、加齢とともに自然に減少していきます(運動不足の場合)筋肉が減るとエネルギー消費が減り、脂肪が蓄積しやすくなります。
- ホルモンバランスの変化 加齢により、性ホルモン(エストロゲンやテストステロン)の分泌量が減少します。これが脂肪の蓄積や代謝の低下に影響を与え、体重が増えやすくなります。

夜食について

夜食とは、夜遅い時間に食べる軽い食事や間食のことを指します。通常、夕食と翌朝の朝食の間の時間帯に食べるもので、深夜に小腹が空いた際に食べることが多いです。
おすすめな夜食
- 温かいスープ類 野菜スープや味噌汁 → 体を温めてリラックス効果があり、満腹感も得られます。塩分控えめを心がけましょう。 卵スープや鶏ささみスープ → タンパク質が豊富で、翌日の疲労回復にも役立ちます。
- 軽めの主食 おにぎり(小さいサイズ) → 梅干しや昆布など、胃に優しい具材を選ぶとよいです。 雑炊 → 消化に良いので、夜遅くでも安心。野菜や卵を入れて栄養バランスを整えます。
- タンパク質豊富な食品 ヨーグルト(無糖) → 腸内環境を整え、睡眠にも良い影響を与えると言われています。 豆腐 → 冷奴や湯豆腐で手軽に食べられる低カロリー食品。 茹で卵 → 高タンパクで腹持ちが良い。塩は少なめに。
- 果物 バナナ → 消化が良く、マグネシウムが含まれているのでリラックス効果があります。 りんごや梨(少量) → ビタミン補給と満足感を得られます。
- ナッツやシリアル類(適量) アーモンドやクルミ(素焼き) → 少量で栄養価が高く、空腹感を抑えられます。 オートミール → 牛乳や豆乳で煮ると、消化に良い軽食になります。

避けたいもの

- 揚げ物や脂っこい料理(消化が悪く、胃もたれの原因に)
- カフェインを含む飲み物(コーヒーや緑茶など)
- 甘いスナックや菓子類(血糖値の急上昇が睡眠の妨げになる)
夜食はあくまで軽めにし、胃を休ませるためにも寝る1~2時間前には食べ終わるのが理想です。
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この記事は、医療法人社団 百年会の理事長、田部田 英之が監修しています。
【経歴】
2002年 慶応義塾大学医学部卒業
2003年 順天堂大学ペインクリニック入局
2006年 保谷厚生病院麻酔科長就任
2009年 BIGTREE.練馬クリニック院長就任