東京でメディカルフィットネスに通いたいです。どのような施設ですか?

メディカルフィットネスとは

メディカルフィットネスは、医療機関が監修または併設する形で運営されるフィットネス施設のことで、一般的なスポーツジムとは異なり、医学的視点を取り入れた運動指導が特徴です。

医師、理学療法士、健康運動指導士などが関与し、生活習慣病の予防やリハビリテーション、運動療法を目的としたプログラムが提供されます。

少なくともボディービルディングなどの筋肉を最大限に大きくしたい方よりは、今後の人生を健康に過ごしていきたい方のために存在する施設です。

東京におけるメディカルフィットネスの展開

東京では、都市型のライフスタイルに適応したメディカルフィットネスが増加しています。

特に、以下の3つのタイプが見られます。

医療機関併設型

大学病院やクリニックと連携し、リハビリや運動療法の延長として提供される施設。
患者の回復段階に応じた運動メニューが組まれ、疾患の再発予防を重視する傾向があります。

独立型メディカルフィットネス

医療資格を持つスタッフが常駐し、予防医療や健康維持を目的としたプログラムを提供。
特に、糖尿病や高血圧など生活習慣病の管理を重視する施設が増えています。

ウェルネス志向型

一般的なスポーツジムと医療的アプローチを融合させ、パーソナルトレーニングや栄養指導、メンタルケアを含めたトータルヘルスサポートを行う施設もあります。

接骨院併設型メディカルフィットネス

接骨院と併設しながら、運動療法を提供する施設です。
接骨院では外傷の治療を中心に行います。
外傷の治療の回復程度によって局所の運動療法におこなっていきます。
外傷の既往歴を把握しているので無理ないエクササイズを楽しむことができます。

メディカルフィットネスの利用者層とニーズの変化

メディカルフィットネスの利用者は、これまで高齢者やリハビリ目的の患者が中心でしたが、最近では働き世代やアスリートの利用も増えています。

特に、コロナ禍以降、健康意識の高まりにより、病気予防や運動習慣の確立を目的とする人が増加。

企業の福利厚生として導入されるケースも増えています。

まとめ

東京のメディカルフィットネスは、単なる運動施設ではなく、医療と連携した予防・リハビリ・健康増進の場として進化を続けています。

特に、都市型の健康管理ニーズに適応し、多様な施設が存在するのが特徴です。

今後は、より個別化された健康支援が進み、医療とフィットネスの融合がさらに深まることが期待されます。

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この記事は、医療法人社団 百年会の理事長、田部田 英之が監修しています。

【経歴】
2002年 慶応義塾大学医学部卒業
2003年 順天堂大学ペインクリニック入局
2006年 保谷厚生病院麻酔科長就任
2009年 BIGTREE.練馬クリニック院長就任

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