本日、先週お腹の帯状疱疹で硬膜外ブロック注射をした患者がいらっしゃいました。
開口一番 「先生お腹が腫れてきました!注射のせいでしょうか?」 面喰いましたが腹部をよく見てみると帯状疱疹の水疱の後に沿ってお腹がふくれてポッコリしています。
帯状疱疹は基本的には知覚神経をターゲットにするのですが、ごく少数の人で運動神経まで障害される場合があります。
運動神経が障害されると筋肉が働きにくくなるので、手の帯状疱疹だったら手が上がりにくくなったり、お腹の帯状疱疹なら先ほどの患者様のように腹筋が弛緩してポッコリお腹のようになったりしてしまいます。
だいたい半年もすれば回復してくるので、今年の冬にはポッコリお腹ともさようならできますね!