皆さん、こんにちは!BIG TREE.荻窪クリニックです!
本日の【整形外科診療】をお届けしたいと思います。
本日来院された方は「橈骨遠位端骨折」でした。橈骨遠位端骨折を皆さまはご存じでしょうか?橈骨遠位端骨折とは手首の骨折です。
当院に受診されたのは駅から徒歩1分で通いやすいからだとのこと。 外傷ではこまめな管理が必要になります。駅から近くて通いやすいというのは患者様にとっては安心ですよね。
受診されたのはまだ中学2年生の14歳の方です。体操競技の練習中に壁に手を強くついて受傷したそうです。
橈骨遠位端骨折を疑った患者様に対しては次のような手順で検査・評価を行っていきます。第一に【X線検査】です。多くの場合は、X線検査で骨折の有無が判断ができます。
今回の場合は明確な骨折線はレントゲン上では描出されず、骨膜反応のみでした。
レントゲンでも完全に骨折が描出されないことがあります。その場合は超音波画像診断器(以下エコー)で観察することで局所の細やかな骨折を診断することができます。
下図のようにエコーで骨折を判断するこができます!
この方は「橈骨遠位端骨折」と診断され前腕のシーネ固定を行いました。
シーネ固定とは、下図のように前腕に合わせた添え木のような物のことをいいます。