皆さん、こんにちは!BIG TREE.荻窪クリニックです!
本日の【整形外科診療】をお届けしたいと思います。
「腓骨外果裂離骨折」本日来院された方の診断名です。
小学6年生の男子がサッカーをしていて、足首を挫いて来院されました。来院された当初は足首を中心に腫れあがっていました。X線では骨端線(成長線)が多く、骨折の鑑別に慎重になる必要があります。またX線では足関節の全体像が見えるので,
そのエコー検査を追加しました。エコー検査では軟部組織、骨の観察ができます。
子供の場合は骨が柔らかいので靭帯に引っ張られて裂離骨折を起こすことが良くあります。
子供の骨折は将来の成長障害に関わってきますので、慎重にみていきたいですね。
「腓骨外果裂離骨折」の診断がつき、骨折への処置はギプス固定を行いました。
ギプス固定とシーネ固定は何が違うかが患者様の中では明確でありません。ギプス固定は幹部を全周巻いてしまうのでご自身では取り外しのできない強固な固定です。一方、ギプスシーネ固定は患部に対して添え木のような板を包帯で巻くので取り外しが可能です。
患者様の状態に合わせて処方を変えていきます。
今回行った検査・処置
・X線検査
・エコー検査
・ギプス固定