花粉症で病院から処方される薬は症状別に分けると下記の通りです。
・アレルギー症状全般(鼻水・目のかゆみなど)・・・抗ヒスタミン薬
・鼻づまり・・・高ロイコトリエン薬
・目のかゆみ・・・ステロイド点眼
これらが効かないと感じる場合、舌下免疫療法をお勧めします。
舌下免疫療法は、今のアレルギー症状を抑える治療法ではないので、
すぐに鼻水や目のかゆみが改善されるわけではありません。
アレルギーの原因であるアレルゲン物質を少量から投与することで、
体をアレルゲンに慣らし、症状を和らげたり、根本的な体質改善が期待でき、
3~5年かけてアレルギー体質そのものを改善していく治療薬です。
3年で75%以上の方が治療をしてよかったと回答結果があります。
<舌下免疫療法>の注意点・ポイント
- スギ花粉が飛散していない時期も含め、毎日の服用が必要です。
- 定期的な受診が必要です。
- 治療期間は3~5年が推奨されます。
- 体にスギ花粉を投与して慣らしていく治療になりますので、
治療開始できる時期は、スギ花粉が落ち着いた6月頃からとなります。
※こちらの治療は、現在のところスギ花粉症に対しての治療になります。
事前に、血液検査でスギ花粉のアレルギー反応が出ているかどうかを確認する必要があります。