赤いポツポツが、一ヶ所にまとまっているのではなく、例えばお尻から太ももに掛けて、一帯として続くようなものであれば、帯状疱疹である可能性が高いです。
帯状疱疹は特徴的な皮膚症状のため、見慣れている医師であれば、視診で診断可能です。確定診断に、血清抗体検査を行う場合もあります。
帯状疱疹は時間との勝負です。発疹が出てから早期に、抗ウイルス薬の内服を開始し、疼痛緩和治療を始めることが重要になります。
また、帯状疱疹は脇腹にできるイメージがありますが、神経に沿って全身どの部位でも発現します。
太ももの帯状疱疹は、腰の脊髄神経から枝分かれした、坐骨神経に発症した帯状疱疹と考えられます。
発生場所の発生率に関しては下記の通りです。
- 頭部~顔面 :17.6%
- 頸部~上肢 :14.5%
- 上肢~胸背部:31.2%
- 腹部 :19.6%
- 腰殿部~下肢:17.1%
上肢~胸背部や腹部が多いですが、頭や足にも出ることがありますので、
症状が出たら医療機関へかかりましょう。