血糖値を下げる主な方法は、食事療法・運動療法・薬物療法です。
健康診断で血糖値が高いと指摘をされたものの、自覚症状もなく、放っておいてしまう、もしくは食事や運動を心がけてみたものの続かない、という方が多いのではないでしょうか?自覚症状はなくても、体内の血管や臓器は少しずつ蝕まれています。
具体的に血糖値が高いと起こるリスクを説明するために、血糖値とは何なのかを説明させていただきます。
血糖値とは、血液中のブドウ糖濃度のことを指しています。ブドウ糖は、私たちの身体を動かす即効性の高いエネルギー源で、なくてはならない栄養素です。ホルモンの働きで、ある程度一定になるように調整され、中でもインスリンは血中にあるブドウ糖を細胞に取り込ませる働きをします。
ですが、糖尿病になってしまうとインスリンの分泌が上手くなされず、血糖を細胞に取り込むことができないことで慢性的に血糖値が高い状態になってしまい、血管にダメージを与え続けます。そして、様々な合併症を引き起こす原因となります。
代表的な3大疾患として、
・網膜症
・腎症
・神経障害があります。
その他にも、
・脳梗塞
・狭心症
・心筋梗塞
・閉塞性動脈硬化症
に罹患するリスクが高くなります。
まずは、食事や運動など普段の生活習慣の見直しを行うことが改善にむけた第一歩になります。とはいえ、極端な食事制限や無理な運動は身体に良くありません。
当院では医師や管理栄養士、理学療法士など各専門職が連携をとって、お一人お一人に身体の状態を評価し、サポートさせていただきます。
一人で抱え込まず、まずは医療機関に相談してみてください。