腰痛に対するストレッチはいくつかオススメがありますので、いくつかピックアップしてご紹介させていただきます。
まず、「腰痛」と一言でいっても痛みの要因となっている対象が何か・どんな動き(身体を屈める・反らすなど)で痛いかは様々です。腰痛の特徴により、オススメするポイントが変わってきますので、特徴ごとに分けて紹介します。
身体を屈める動きで痛い場合
身体を屈める動きで痛い場合にまずオススメなのは「膝抱えストレッチ」です。
膝抱えストレッチ
「膝抱えストレッチ」は言葉の通りではありますが、仰向けの状態から膝を抱え込むストレッチです。このストレッチは、片脚を抱え込むやり方と両脚を抱え込むやり方の2通りがあります。
片脚を抱え込むやり方では、抱えた側のお尻〜腰にかけてが伸びる感覚に意識を向けてください。また、反対の脚はなるべく膝が浮いてこないようにしっかりと伸ばしておきましょう。身体が硬いと反対側の脚が曲がって浮きやすくなるので、毎日少しずつ伸ばして浮かなくなるようにしていくのがオススメです。
片脚を抱え込むストレッチで正しいフォームをできるようになったら、次は両脚を抱え込むようにしましょう。
この場合はお尻全体〜腰が伸びる感覚を意識してください。
身体を反らす動きで痛い場合
身体を反らす動きで痛い場合にオススメなのは、「お尻伸ばしストレッチ」です。
このストレッチがオススメな理由として、一般的に「腰を反らす」という動きで大切なのが「お尻≒股関節」だからです。
股関節ではなく、無理に背骨を反らそうとすると痛みに繋がりやすいのでその点は注意してもらえると良いと思います。
お尻伸ばしストレッチ
「お尻伸ばしストレッチ」のやり方は、下記のとおりです。
(1) 両手をお尻に当てる
(2) 手でお尻を押すようにして身体を反らす
前提として、「無理にはやらない」ということは守って頂き、楽にできる範囲で行うようにしてください。行うタイミングとしては、仕事を始める前やお昼休憩の際に行うのがオススメです。
腰痛の予防に良いと考えられるストレッチの中から、今回は身体を屈ませる・反らすといった動きでのストレッチを紹介しました。日常的に荷物を運んだり、屈む動きが多い場合にはその作業をする前に行ってみてください。
セルフケアをしても痛みが改善しないようであれば、無理にネットの情報に頼るよりも専門的な医療機関で診てもらうのが良いと思いますので、医療機関への受診をオススメします。