様々なダイエット方法を試しても思うような効果が出ず、このまま諦めないといけないのかなとお悩みの方!
今回、ダイエットの成功体質についてお話させていただくので、まだ諦めないでください!
ダイエット成功体質が分かる?
ダイエットを目標にして、確実に痩せやすい人、痩せにくい人というのは存在します。
ダイエットとは摂取カロリーより、消費カロリーが多ければ痩せることができます。これは世間一般的に知られていることです。
しかし、実際に数多くダイエット方法があるなか、摂取カロリーをなるべく抑えた低カロリーダイエットで痩せることができない方はいらっしゃいます。
摂取カロリーより消費カロリーが多ければ絶対に痩せるという考えは100%正しい訳ではなく、人によっては、痩せやすい遺伝子を持っている人もいます。
今回は遺伝子とダイエットの成功のしやすさについてご紹介します。
DNAから痩せやすさがわかる!
世の中には多種多様なダイエット方法が存在しますが、どの方法が自分の体にあっているのかはわからないのが現状です。
断食ダイエット、ファスティング、糖質制限、低脂質ダイエット、低カロリーダイエットと様々あります。
自分の体にあっているダイエット方法を見つけるまで手当たり次第に試していくしかありません。
しかし今回DNAを検査することによって低カロリーダイエット法が有効かどうかを予測できるDNAの因子を紹介します。
測定方法
測定は採血で行います。採血をすることによってDNAのパターンを観察します。健診で行う採血同様、検査自体はとても簡単に行うことができます。
低カロリーダイエットが有効であることを確認する指標
・ATP10Aプロモーター領域のメチル化パターン
・CD40のプロモーター領域のメチル化パターン
DNAのメチル化とは遺伝子の発現をコントロールするのに関わるDNA修飾です。
DNAの塩基はアデニン、グアニン、チミン、シトシンの4種類あり、実際にメチル化されるDNAの場所や量には個人差があります。
またDNAメチル化パターンは体内外の環境変化に敏感に反応して変動することから、様々な疾患の発症や治療効果を予測するバイオマーカーとして注目されています。
そこで今回はDNAのメチル化パターン変化をダイエットでの痩せやすさに着目していきます。
体脂肪の調整に関わるDNA
ATP10Aプロモーター領域のメチル化パターンは体脂肪の調整に関わります。ATP10Aプロモーター領域で領域内に存在する19個のメチル化CG配列のうち18番目に当たる位置のメチル化が少ないほど低カロリーダイエットで脂肪量や腹囲の減少効果が高いです。
体重減少率に関わるDNA
もう一つは肥満の肝臓で発現が上昇しているCD40のプロモーター領域で31個存在するメチル化CG配列のうち14番目と29番目に当たる位置がメチル化されている人ほど体重減少が高いです。
ダイエットの結果が出しやすい人ほど、
・ATP10Aプロモーター領域のメチル化パターンが少ない。
・CD40のプロモーター領域のメチル化パターンが多い。