週末にゴルフに行ったら、肘の外側が痛くなってしまいました。俗にいうゴルフ肘でしょうか?整形外科に行くべきでしょうか?

ゴルフをやっていると肘の外側が痛くなったり、テニスのバックハンドで痛くなったり、さらに症状がひどくなるとタオルを絞る動作でも痛みがでてきます。
我慢できる痛みだからとそのままにせず、一度整形外科で診てもらいましょう。
診察の結果、大きな問題がない場合は安心して過ごせるのだという判断材料になったと考えると良いかもしれませんね。

スポーツでの肘の痛みはすぐに整形外科へ

テニスやゴルフをやっていて肘が痛いなと思ったときには安易にテニス肘かな?ゴルフ肘かな?と思うのは危険です。
肘の外側では同じような痛みがでることがあります。それは肘関節の滑膜ひだ障害です。

テニス肘・ゴルフ肘肘外側のの部分に痛みがあるのに対して、滑膜ひだ障害関節裂隙に強く押した痛みがあります。
肘関節ひだ障害の特徴としては、野球選手投球時のフォロースルーでの痛み、バッティング時の引き手の痛み、バスケットボールのシュート時に出現することがあります。

肘関節の滑膜ひだ障害はスポーツの繰り返しによる負荷で一度、痛みなどの症状がおさまっても再発する可能性がかなり高いです。またテニス肘・ゴルフ肘だと思って処方されたテニス肘バンドが効果を示さないため、整形外科で医師による鑑別が必要になります。

整形外科でのゴルフ肘・テニス肘の画像診断

ゴルフ肘・テニス肘は多くは腱の障害ですが、レントゲンやMRIに画像所見としてみられる場合があります。
整形外科では必須の検査になっているレントゲンでは骨硬化像が観察されたり、MRIでは腱の変性が観察されることがあります。

整形外科でのゴルフ肘、テニス肘の治療

基本的にはお薬と局所の安静とストレッチと局所的なマッサージが必要になります。

  • 湿布などに経皮的な投薬(湿布の効果が奏功しない場合はNSAIDsなどの痛めどめを飲むのがベターな治療です。)
  • 局所の安静(一時的に原因動作をやめる)
  • 装具による負荷の軽減:テニス肘バンドをまきます。
  • 理学療法:スポーツをやっている方はとくにですが、結果的に肘が痛くなっていますが、他の部位が上手に使えてない結果、負荷が肘に集中してしまうことがあります。
  • ステロイド注射:一定期間の間隔をあけることが重要
テニス肘・ゴルフ肘整形外科まとめ

多くの場合はテニス肘・ゴルフ肘は腱の変性により痛みが出現します。
スポーツをしていない女性でも同様の症状がでることがあるので、痛みを感じ始めたら、早めの整形外科受診をオススメします。

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