Dr.パーソナル

メディカルフィットネス

軽い運動でも健康に役立つ?

2026.10.21 | メディカルフィットネス

「運動不足を解消したいけれど、激しい運動は苦手」という方も多いのではないでしょうか。今回は、フィンランドのFINFIT研究をもとに、日常生活の軽い身体活動と健康の関係を解説します。

Q1.軽い身体活動(LPA)とは何ですか?

ゆっくり歩く、軽い家事をするなど、息が大きく上がらない程度に身体を動かす活動です。研究では、安静時の約1.5〜2.9倍のエネルギーを使う活動をLPAと定義しています。ジムでのトレーニングだけでなく、暮らしの中の動きも身体活動に含まれます。

Q2.軽い運動と健康にはどのような関係がありますか?

研究では、20〜69歳の成人3,587人を対象に、活動量計で測った身体活動と健康指標を調べました。軽い身体活動の時間が長い人ほど、自分の健康状態を良いと感じ、身体面・精神面の生活の質(QOL)が高く、抑うつ症状が少ない傾向がありました。ただし、活動を増やせば必ず改善するという因果関係を証明した研究ではありません。

Q3.軽い運動でも心肺機能は高まりますか?

軽い身体活動が多い人ほど、心肺機能の指標である最大酸素摂取量(VO₂max)の推定値が高い傾向がありました。ただし、今回は6分間歩行テストから推定した数値です。「散歩だけで心肺機能が必ず向上する」とは言い切れず、体力や目的に合わせた運動を考えることが大切です。

Q4.健康のためには激しい運動が必要ですか?

今回の研究は、軽い活動にも健康との良好な関連があることを示しています。また、同じ動作でも体力によって負担は異なります。体力が低い方には日常の動きも強い運動になり得るため、「きついほど良い」と考えず、自分に合った強さを選びましょう。

Q5.運動初心者は何から始めればよいですか?

生活に取り入れる例として、近所への短い散歩、家事の合間の移動、座り続けた後に立って歩くことなどがあります。これらは研究で効果を検証した具体的メニューではなく、活動を増やすための実践例です。まずは無理なく続けられる動きを見つけましょう。荻窪の理学療法士サポート型パーソナルジム「Dr.パーソナル」では、一人ひとりの身体の状態や目標に合わせたトレーニングをご提案しています。運動不足や体力低下が気になる方は、ぜひご相談ください。