レントゲン検査はX線検査ともいいます。レントゲン検査は多くの診療科で行われる最もベター検査と言ってもいいでしょう。
レントゲンで検査する部位としては胸部(肺)や腹部、体幹、四肢のなどの骨・関節を見ることが多いです。
歯科でもレントゲンは常用的に使われています。
整形外科でのレントゲンの目的
整形外科では怪我や骨折の有無や形を確認するためにレントゲン検査を実施します。
多くの場合、骨などの状態を調べるために検査を行います。
レントゲン検査の結果、医師から「骨には異常はありません。」と言われたことがある方は多いのではないでしょうか。
「なんだ、それだけ?」と思う患者さまもいらっしゃるかもしれませんが、骨に異常がないということは、石灰化といって普段ないところに石が発生してしまうこともないし、筋肉や骨の中にできる腫瘍もないということです。
レントゲン撮影することによって、多くの重篤となりうる疾患をスクリーニングする(ふるい分ける)ことができます。
整形外科・レントゲンで分かること
- 石灰化
- 腫瘍
- 骨粗鬆症
- 骨の変形 など
レントゲン検査の特徴
レントゲン検査にかかる時間は短く、撮影した部位は画像で比較的すぐに確認することができるため、一般的に広く行われている検査です。
しかし、X線検査では体の中を一方向から画像にしているため、臓器が重なることによって、CT検査やMRI検査に比べて詳しい診断ができない場合があります。
レントゲン検査の特徴:メリット
・切らずに体内の病気や怪我を発見できる。
・CTやMRIに比べて簡便に撮影することができる。
レントゲン検査の特徴:デメリット
・放射線検査なので被曝を受ける。
レントゲン検査の流れ
レントゲン検査では、金属などが付いたものを身に着けていると、撮影する画像に映り込むため、撮影に際に外していただく場合があります。
撮影部位によっては、体の位置を変えたり、息を止めたりすることが必要になります。検査全体にかかる時間は5分程度です。
レントゲン検査の料金・費用
レントゲンを撮影する部位や枚数、保険割合などにより料金は変わります。
【保険割合3割負担、初診料込みの場合】
※撮影枚数はあくまで参考枚数です。医師が診断のために必要に応じて調整します。
腰部 4枚 2420円
頚部 6枚 2650円
肩 2枚 1970円
膝 2枚 1780円
股関節2枚 1970円
レントゲン検査のまとめ
治療・検査方法など、何事にも良い面と悪い面は必ずあります。
レントゲン検査では放射線という不安もありますが、レントゲン検査をすることで病気や怪我が早期発見できることもあります。
レントゲン検査についてよく理解した上で、必要な検査を選択できるようにしましょう。