食べ過ぎると次の日も食欲が抑えられず結局リバウンドしてしまいます。という質問者さん。
ダイエット中も外食など、食べることを楽しむ時間もあるかと思います。
少し食べ過ぎてしまったり、外食が続いてしまったときに気をつけて頂きたいポイントをお伝えします。
■ダイエット中の食べ過ぎをリセットする方法
ダイエット中、食べ過ぎてしまった際は、排泄力を上げることが大切です。
排泄に関わる栄養素として最も注目すべきは食物繊維です。食物繊維をしっかり取ることで腸内に溜まっている不要物を排泄しやすくなります。
そのため、食べ過ぎてしまった次の日は、食物繊維を多く含む食品を意識していただくことが大切です。食物繊維を多く含む食品は野菜やキノコ、海藻があります。これらの食品の特徴としてカロリーが低いと言うことも挙げられます。
ダイエット中食べ過ぎてしまった次の食事は、野菜、海藻、きのこをたっぷりとる
また、外食などで食べ過ぎた場合は、質の悪い油や吸収されやすい糖質をたくさんとっている可能性があるため、良質な油を体に入れる意識も大切です。そのため、ダイエット中に食べ過ぎてしまった後はおかずに魚を選ぶことも大切です。特に良質な油が取れるのが青魚になります。サバやイワシ、アジなど缶詰めでもよいので青魚をとり入れるよう意識しましょう。
しかし、青魚は脂質量も多い魚になります。そのため、食べ過ぎには注意が必要です。
外食などで食べ過ぎた後は、おかずに魚を選ぶ
さらに、主食に関してはパンよりご飯を選ぶようにしましょう。パンは作る過程で必ず油を入れています。一方、ご飯は油を入れることなく、水の調理で完了します。そのため食べ過ぎた日の食事の主食はご飯がおすすめです。
主食にはご飯がおすすめ
■ダイエット中の食べ過ぎを続けないために
ダイエット中、食べ過ぎを続けないために意識してとりたい栄養素もありますのでご紹介します。
それは、タンパク質です。ダイエット中、一度食べ過ぎてしまうと、食欲が止まらなくなると言う経験がある方は多いのではないでしょうか。原因とすると血糖値が不安定になってしまい、食欲がとまりにくい状態になってしまっているからです。そんな状態から脱する方法があります。それはタンパク質をしっかり取ることです。そのため特に次の日はタンパク質を取れるように意識しましょう。
特におすすめのタンパク質は魚、大豆製品。
魚は先ほども述べたように良質な油をとることができますし、血液の流れも良くしてくれるため積極的にとりたいものです。
また大豆製品は、木綿豆腐や納豆などは脂質量も少なく、植物性のタンパク質が取れる食品が多いです。
ダイエット中の食べ過ぎを防ぐときにはとても有効な食品です。大豆製品も積極的に取り入れていただけると良いです。
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この記事は、医療法人社団 百年会の理事長、田部田 英之が監修しています。
【経歴】
2002年 慶応義塾大学医学部卒業
2003年 順天堂大学ペインクリニック入局
2006年 保谷厚生病院麻酔科長就任
2009年 BIGTREE.練馬クリニック院長就任