最近体がだるいです。更年期障害ではないかと思っています。パーソナルトレーニングなどで体調などは整えることができますか?

パーソナルトレーニングは、ご自分の身体的な変化や感情に理解を深め、対応する方法を学ぶのに役立ちます。

■更年期障害とは?

更年期障害は、女性が中年期から後期にかけて経験する様々な身体的及び精神的な変化に関連する症状の総称のことをいいます。

■更年期障害のメカニズムーメディカルフィットネスが解説ー

メカニズムは女性が中年に差し掛かる頃、おおよそ40代から50代にかけて卵巣の機能が衰退し、卵巣ホルモンエストロゲンとプロゲステロンの分泌が不規則になることで、引越される一連の症状で以下のような様々な身体的、精神的な症状が挙げられます。

■更年期障害の症状

  • ホットフラッシュ:ほてり、突然の発汗、首や顔のほてりが起こります。
  • 不規則な月経:月経周期が不規則になり、最終的には生理が停止します。
  • 不眠症:睡眠の質が低下し、夜中に目覚めてしまうことが増えます。
  • 情緒の変動:イライラ、不安、鬱症状が現れることがあります。
  • 性的機能の変化:性欲の低下、成功、膣の乾燥感などがおこる。
  • 体重の増加:代謝の変化やホルモンの影響で体重が増加することがあります。
  • 頭痛:特に偏頭痛が増えることがあります。
  • 記憶障害や注意力の低下:認知機能に関する問題が現れることがあります。
  • ホルモンの変化:ホルモンは、エストロゲンの減少は骨の健康に影響を与える可能性があります。関節や膝においても、エストロゲンの変化が痛みや不快感と関連している可能性が高くなります。
  • 骨密度の低下:骨粗しょう症のリスクを高め、関節や膝の痛みを引き落とす可能性があります。

ホットフラッシュや不眠症、イライラ、気分の落ち込みなど症状の出方も人それぞれであることが特徴的です。
発症の有無も時期も個体差が大きく必ず皆が更年期障害になるわけではありません。

一般的に更年期障害と聞くと、ネガティブな症状が多いため、更年期障害と無縁でありたいと願ってしまいがちですが、これらの症状の緩和には様々な方法があり、その中でもそのトレーニングの効果があります。
更年期障害に悩む女性にとって定期的な運動は身体的な変化に対処し、精神的な安定感や安心感を得られやすいとされています。

■更年期障害に対するメディカルフィットネスでの対応

有酸素運動は心臓血管機能向上させ、ホットフラッシュの頻度を減少させる可能性があります。
さらにパーソナルトレーニングは個別のニーズに焦点を当てるため、更年期障害に関する特定の症状を関節や膝が痛い気分が乗らないなどに対処するカスタマイズされたプログラムを提供することができるため非常にマッチしているといえます。

ストレス管理やトレーニングは気分の不安定さやイライラに対処する。大いに役立ってくれます。トレーナーとのコミュニケーションを通じて、女性は自分の身体的な変化や感情に理解を深め、それに対応する方法を学ぶことができます。

■メディカルフィットネスで安心しながら運動を!

またトレートレーニングとともに達成感や進歩を共有することで、モチベーション高める効果も期待できます。一緒に課題を乗り越えていく心強い伴奏者の存在はとても大切なのです。

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この記事は、BIG TREE. 荻窪クリニックの院長、榎本達也が監修しています。

【資格】
ペインクリニック学会専門医
東京都かかりつけ医認知症研修終了

【経歴】
2005年 順天堂大学医学部卒業
2005年 公立学校組合共済 関東中央病院 内科研修医
2007年 順天堂大学麻酔科学ペインクリニック 講座入局
2011年 順天堂大学大学院卒業(痛みと抗うつ薬に関する論文にて学位授与)
2014年 米国Boston scientific surgical centerにて脊髄刺激電極について研修
2015年 武蔵野陽和会病院 整形外科医員
2022年 BIGTREE.荻窪クリニック院長就任

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