【膝】
変形性膝関節症、はご存知ですか?
変形性膝関節症とは膝関節の軟骨がすり減り、関節が変形することで歩き始めや階段昇降、運動時などで疼痛が生じる、進行性病変です。
整形外科外来患者で最も多い疾患と言われています。
また、臨床初見として膝から下の骨が外方に捻れる(下腿が過外旋する)特徴があります。
下腿が過外旋していると膝関節の不安定性が増し、疼痛の増悪、症状の進行を招く恐れがあります。
下腿の外旋を改善するために、下腿内旋位で運動することが推奨されています。
運動方法①:クラムシェル
1.股関節外旋筋(お尻の筋)を鍛える
…股関節外旋筋を鍛えることで、骨盤と膝が連動して下腿が内旋方向に向きます
―方法―
1.横向きに寝て膝・股関節を曲げます
2.踵同士をつけたまま膝を外に広げます
⚠️2で膝を広げたときにおへそが天井に向かないように注意しましょう。
身体はまっすぐ横向きのままで膝だけ動かしましょう。

運動方法②:タオルを使った運動
1.タオルで下腿を内旋方向に誘導しながら膝を伸ばす運動をする
…下腿内旋位で足を使う癖をつけるタオルを足の裏に引っ掛けて両手で持ちます
2.そのまま膝の曲げ伸ばしをします
―終わりに―
今回は簡単な運動を2つ提案しました。他にもたくさん運動方法があるので、一緒にトレーニングして膝の疾患を予防しましょう!!