帯状疱疹は、ヘルペスウイルスに感染することで引き起こされる病気であり、特にストレスや免疫力の低下によって発症することが知られています。
帯状疱疹の治療には、抗ウイルス薬や疼痛を和らげる薬が一般的に使用されます。最も一般的な治療法は以下の通りです。
1. 抗ウイルス薬
帯状疱疹の初期段階での抗ウイルス薬の使用は、症状の軽減や回復を早めることができます。これらの薬は、ウイルスの増殖を抑える働きがあります。
アシクロビル、バラシクロビル、ファマシクロビルなど
2. 疼痛を和らげる薬
帯状疱疹による神経痛や痛みに対して、鎮痛剤や抗炎症薬が処方されることがあります。また、場合によっては、抗うつ薬や抗てんかん薬が神経痛の管理に用いられることもあります。
アセトアミノフェン、イブプロフェン、ナプロキセンなど
3. 副腎皮質ステロイド(ステロイド薬)
重度の炎症や神経痛がある場合には、副腎皮質ステロイドが使用されることがあります。これらの薬は炎症を抑え、痛みを軽減する効果がありますが、副作用やリスクもあるため、慎重に使用される必要があります。
帯状疱疹の治療には、個々の症状や患者さんの状態に応じて正しく使いましょう。一度気になる方は当院へお越しください。
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この記事は、BIG TREE. 荻窪クリニックの院長、榎本達也が監修しています。
【資格】
ペインクリニック学会専門医
東京都かかりつけ医認知症研修終了
【経歴】
2005年 順天堂大学医学部卒業
2005年 公立学校組合共済 関東中央病院 内科研修医
2007年 順天堂大学麻酔科学ペインクリニック 講座入局
2011年 順天堂大学大学院卒業(痛みと抗うつ薬に関する論文にて学位授与)
2014年 米国Boston scientific surgical centerにて脊髄刺激電極について研修
2015年 武蔵野陽和会病院 整形外科医員
2022年 BIGTREE.荻窪クリニック院長就任