なんで整体で腰痛は良くならないんですか?
腰痛の原因が腰から出ている神経に原因がある場合は、整体ではなかなか良くならない可能性が高いです。
整体等では姿勢をもとに硬くなっている筋肉をストレッチしたり、トレーニングすることで、理想的な姿勢に近づけて痛みを取ることを目的にしています。
注射の場合は、痛みの原因になっている神経を狙って直接治療することができます。
私たちのクリニックでは、注射の治療を以下の3つ行っています。
神経根ブロック注射
特定の神経に麻酔やステロイドを注射し、神経伝達を一時的に遮断することで痛みを軽減できます。
効果と持続期間
注射後、多くの患者は即座に痛みの軽減を感じることがあります。効果の持続期間は個人差があり、数週間から数ヶ月まで続くことがあります。
リスクと注意事項
注射は一般的に安全ですが、感染や出血のリスクがあるため、専門的な医療状況で行われるべきです。また、一部の患者には一時的な局所痛や過敏症が見られることがあります。
硬膜外ブロック注射
神経根や周辺組織に炎症がある場合や痛みが発生している神経に対して、鎮痛や炎症抑制のために硬膜外腔に麻酔薬やステロイドを注射します。
効果と持続期間について
注射後、患者はしばしば即座に痛みの軽減を感じることがあります。効果の持続期間は個人差がありますが、数週間から数ヶ月まで続くことがあります。
リスクと注意事項
注射は一般的に安全ですが、感染、出血、神経損傷などの合併症がまれに発生する可能性があります。治療の適性やリスクについて医師との相談が不可欠です。
トリガーポイント注射
トリガーポイント注射は、筋肉の硬直や痛みを引き起こす特定のポイントに対して、薬物を注入することで筋肉の緊張を緩和し、痛みを和らげることができます。
効果と持続期間
注射後、多くの患者は即座に症状の軽減を実感することがあります。持続期間は個人差があり、一時的なものから数週間続くことがあります。
リスクと注意事項
一般的には安全な治療法ですが、感染や出血のリスクがあるため、適切な医師による診断と管理が必要です。
関連記事
◆腰痛での神経ブロック注射はできるだけしたくないのですが、腰痛は改善しますか?
◆腰痛を軽減するためにどのようなマットレスがおすすめですか?
この記事は、BIG TREE. 荻窪クリニックの院長、榎本達也が監修しています。
【資格】
ペインクリニック学会専門医
東京都かかりつけ医認知症研修終了
【経歴】
2005年 順天堂大学医学部卒業
2005年 公立学校組合共済 関東中央病院 内科研修医
2007年 順天堂大学麻酔科学ペインクリニック 講座入局
2011年 順天堂大学大学院卒業(痛みと抗うつ薬に関する論文にて学位授与)
2014年 米国Boston scientific surgical centerにて脊髄刺激電極について研修
2015年 武蔵野陽和会病院 整形外科医員
2022年 BIGTREE.荻窪クリニック院長就任