ご質問ありがとうございます。
サウナは体にさまざまな良い影響を与えます。まずサウナと温泉の違いを説明します。どちらが良い悪いでなく、それぞれの体にいい点を理解して使い分けると良いでしょう!
サウナと温泉では熱の加え方の種類が異なります。
サウナは乾熱といって、体から水分を抜きながら熱を加えていきます。対して温泉は水分を加えながら熱を加えていきます。
熱の種類 | 熱の加わり方 | |
サウナ | 乾熱 | 体から水分を抜きながら熱を加えていく。 |
温泉 | 温熱 | 体に熱を加えながら熱を加えていく。 |
熱の種類によって効果がどう変わるかというと、温泉は湿熱なので水分を解して熱を伝えます。人間の体は70%以上が水分でできています。体の芯まで温まることが可能になります。リハビリでも組織を深部まで温めたい時に利用されます。一方乾熱は、体の表面を主に温めます。そのため、熱を逃がそうと皮膚表面の血管を拡大し、心臓の拍動も大きくなり、激しい発汗を行います。
サウナの使用により、低強度の有酸素性運動と同等の代謝を高めることができます。乾熱であるサウナは、体表近くの血管を全て大きく拡張します。熱は、身体から乾いたサウナの空気の中に出ていきます。大量の汗をかくために、心臓が低強度の運動と同じように動かなければならなく、サウナに入るとステーショナリーバイクを楽に漕ぐ時と同じ程度まで心拍数は上がります。
また、多くのサウナには簡単なストレッチを座ってできるほどのスペースがあります。
下図のような殿部のストレッチや太もも後ろのストレッチ、背中のストレッチ(図1,2,3)などをやりながら発汗させると柔軟性も上がります。
サウナに慣れていない人が陥りやすいのは、高すぎる温度に耐えようとすることです。一定の時間ごとに休憩を取る必要がので、都度都度、シャワーで汗を流しながしてからサウナに戻るを繰り返すと良いでしょう。