ダイエットにおすすめサプリメント:カルニチン
カルニチンはアミノ酸の一種です。
必須アミノ酸であるリジンとメチオニンを材料として、肝臓で生合成される成分です。
遊離アミノ酸とも呼ばれ、たんぱく質の形をとらず、血液中や細胞内に存在しています。
カルニチンは、脂肪酸を運搬する働きを持っています。その為、ヒトの体内では脂肪を燃焼するミトコンドリアへと脂肪酸を運び、効率よくエネルギーに変換するために働き、エネルギー産生を行う上で非常に重要な栄養素として知られています。
この脂肪酸を運搬する働きは、他の栄養素では代替することが出来ないため、しっかりと補う必要があると言われています。
ダイエットに必須!カルニチンのもとはアミノ酸?
カルニチンがダイエットにおいて、脂肪酸をミトコンドリアに運搬して脂肪を燃やしてくれることがわかりました。
しかしカルニチンが体の中で生成するためにはビタミンCが必要になります。脂肪酸が燃えてできるエネルギーの発生に関係しています。
したがって、ビタミンC不足では、脂肪酸からのエネルギーが減って、筋肉の疲労をおぼえます。
ビタミンCをたくさん摂ると脂肪酸が燃えてエネルギーの発生が増大して疲労がとれてきます。また疲れにくい体づくりにも繋がります。
ビタミンCの役割
ビタミンCは幅広く役割をもっています。成人には1日あたり100mgが推奨量です。ビタミンCは過剰症はありません。良くおおくのビタミンCを摂取することによってビネフィットをうけることができます。
ビタミンCの役割
- 抗酸化作用がある。
- 可逆的な酸化還元系を構成し、酸化還元に関わっている。
- 活性酸素、その他ラジカルを補足する。
- ビタミンEラジカルを還元して、ビタミンEを再生する。
- 環状ヌクレオチドの生成と調整に関係している。
- プロスタグランジンの生成と調整に関係している。
- インターフェロンの産生をうながし、その活性を高める。
- 水酸化反応に関与している。
- コラーゲンの生成と維持に不可欠である。
- 薬物代謝系に関わっている。
- 副腎皮質ホルモンとカテコールアミンの生成と維持に関わっている。
- 糖の代謝に関係している。
- インスリンの血糖低下作用がある。
- アミノ酸の代謝に関係している。
- チロシンからメラニン生成を抑制する。
- 葉酸の代謝に関係している。
- カルニチンの吸収と代謝に関わっている。。
- 鉄の吸収を高める。
- 鉄を含むタンパク質の生成と代謝に関わっている。
- カルシウムの吸収と代謝に関わっている。
ビタミンCを利用した正しいダイエット
ダイエットでは、筋肉を落とさずに余分な脂肪を燃やすことが重要です。そして余分な脂肪を燃やすためには、カルニチンというアミノ酸が必要になります。カルニチンがうまく働くことによって、より脂肪がエネルギーに変換されやすくなります。効率よく体脂肪を減らすには、適度な運動とともに、カルニチンのサプリメントだけではなく、ビタミンCも摂りましょう!!
この記事は、BIG TREE. 荻窪クリニックの院長、榎本達也が監修しています。
【資格】
ペインクリニック学会専門医
東京都かかりつけ医認知症研修終了
【経歴】
2005年 順天堂大学医学部卒業
2005年 公立学校組合共済 関東中央病院 内科研修医
2007年 順天堂大学麻酔科学ペインクリニック 講座入局
2011年 順天堂大学大学院卒業(痛みと抗うつ薬に関する論文にて学位授与)
2014年 米国Boston scientific surgical centerにて脊髄刺激電極について研修
2015年 武蔵野陽和会病院 整形外科医員
2022年 BIGTREE.荻窪クリニック院長就任