「寝違え」は整形外科で診ています。
誰しもが経験がある「寝違え」
首を動かすと痛みがでる場合もあれば、動かしていない状態でも強い痛みを感じる場合もあります。
睡眠時の姿勢によって首の筋肉に長時間負担がかかり、炎症が起きていることが主な原因として挙げられます。
ほとんどの場合、数時間~数日で痛みは改善していくのですが、強い痛みや痛みが1週間以上続く、頻繁に繰り返すなどの場合は、速やかに整形外科を受診しましょう。
レントゲンを撮影し、骨に異常がないか、手足のしびれの有無などから、頸椎椎間板ヘルニアや頚椎症性脊髄症などの他の病気の可能性がないか診断します。
そのため、痛いのを我慢して無理に動かしたり、マッサージをしたりせず、整形外科を受診しましょう。痛みの原因を探るためには、痛みの持続時間や、痛みの性状、同様の痛みが発症したことがないかなど、詳しく問診を行います。
その後、触診や、身体所見から、筋肉や関節、神経、骨に異常がなさそうか、探ります。
その結果で、超音波検査やレントゲン検査、MRI検査が必要か判断し、最終的に診断を行います。
どのような原因による痛みなのか、正しく認識したうえで、薬、理学療法、固定装具、神経ブロック注射など、適切な治療を提示し、選択していくことが重要です。