健康のために脂質制限をしようと思っています。同時にトレーニングもはじめます。トレーニングの専門家であるパーソナルジムの意見を聞きたいです。

脂質は全部悪というイメージをもつ方が多くいると思いますが、そんなことはありません。私たちが摂取する脂質が、直接からだの脂肪になるというわけではないのです。脂質にはいい脂質、悪い脂質がありますので、両者を分別して使うといいでしょう。

  脂質の種類を理解し、ダイエットに利用しよう!

脂質制限は一時的なダイエットには効果があります。市販されている食品であると、知らず知らずのうちに多く質の悪い脂質を摂取していることがあります。市販されている食品で見えない油をとるよりご自身で調理して質のいい脂質を摂取することが望ましいです。

また、長期的な観点でも脂質制限はあまり推奨されません。脂質制限食により血糖が改善されるということはなく、心血管死が減少されるということもないことが確認されています。

  脂質制限食は発病リスクが下がらない?

  • 糖尿病で高値になる血糖値が下がることはない
  • 心血管死が減少することはない

  心血管死とはどんな病気?

  • 虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)
  • 不整脈
  • 心筋症
  • 心臓弁膜症
  • 先天性心疾患
  • 脳血管疾患(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血など)
  • ・動脈瘤

そどころかオメガ3、多価不飽和脂肪酸のサプリメント植物性脂質を摂取するなどの適切な脂質の摂取をすることにより、糖尿病や認知症、心血管死が予防できるという研究結果が報告されました。植物性脂質が効果があるなら、動物性の脂質はどうなの?という方もいらっしゃいます。飽和脂肪酸もあえて避ける必要もなさそうです。

しかし、避けるべき脂質も存在することも事実です。それは、古く傷んだ脂質(過酸化脂質)と人工的な油(トランス脂肪酸)です。

古く傷んだ脂質(過酸化脂質)
油は古くなったり、何度も使いまわされると酸化して悪臭を放つのは想像できますでしょうか?また、たとえ良い油でも、超高温であたためられると同様に傷んだ脂質へと変化してしまいます。出来立てのフライや揚げ物だけでなく、加工品として市販されているポテトフライや揚げ物も同様です。ファストフードなどのポテトフライなどがジャンキーで美味しいのはわかりますが、少し意識されてみると良いでしょう。

”気をつけたい脂質”が入っている食べ物

  • ポテトフライ
  • 市販のパン、おにぎり
  • インスタント麺

心改めて、摂取しないようにしても、お付き合いなどで食べなければならないこともあるでしょう。これらに効果があるのが抗酸化作用をもつビタミンです。ビタミンは主にE、Cを摂取することを心がけるといいでしょう。

 

人工的な油(トランス脂肪酸)
数ある脂肪酸の一つです。マーガリンやショートニングが代表的なものになります。
トランス脂肪酸を摂取することによって、高血圧や糖尿病、心臓疾患などの可能性は高くなります。
マーガリンやスナック、ビスケットなど市販のお菓子やスナックに含まれています。お気をつけください。もしマーガリンを使うならバターの方が断然健康に良いです。ぜひ気にかけてみてください。

避けるべき脂質まとめ
・ファストフードや揚げ物は控えましょう
・マーガリンを避けましょう

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