【アルコールとダイエット】
新年会等で目白押しでお酒をお飲む機会が多くなっていると思います。ついつい飲み過ぎてしまった方もいるのではないでしょうか。アルコールは社会生活の上で円滑な人間関係を構築するのに寄与してくれますが、一方で筋肉への影響を考えた事はありますか?なんとなくアルコールの印象は良くなさそうと言う抽象的なマイナスのイメージを持っていても明確な根拠を回答できる方は少ないかと思います。
【アルコールの代謝】
アルコールの代謝についてアルコールを摂取すると汗とアルデヒドに分解され、その後酢酸に分解されます。アセトアルデヒドを分解するために酵素が働きますが、分解が追いつかない時はビタミンB1が消費されます。ビタミンB1は肉などに多く含まれているビタミンです。ビタミンB1は糖質をエネルギーに変換するのに必要な栄養素です。アルコールを飲む時は食事で多くの糖質を摂取することが多いと思います。アルコールでビタミンB1を消費してしまうと食事から摂取した糖質を分解できなく、脂肪として体にたまってしまいます
【ビタミンB1の役割】
・糖質をエネルギーに変える
・アルコールの代謝に関与する
・脳の働きに関与する
・神経の働きを正常に保つ
【オートファジーの活動性の変化】
自浄作用を意味するオートファジーですが、細胞内に必要以上のタンパク質の蓄積を防いだりタンパク質の採用を行うことで、整体の向上性を保ったりします。今作用がアルコール摂取することによって、筋細胞のアポトーシスを招くことが報告されています。つまり、間接的に筋タンパクの分解を促してしまうと言うことです
【アルコールの適量】
お酒の適量厚生労働省は、適度な1日の摂取量を純アルコールで20グラム程度。60グラム以上のアルコール摂取を多量飲酒としています。だいたい、日本酒3合分に相当します。また女性は男性よりもアセトアルデヒトの分解能力が低く、アルコールの血中濃度が上昇しやすいです。そのことから飲酒量は男性の適量の半分から3分の2程度とされています。一般的には1時間で分解できるアルコール量は体重× 0.1グラム程度とされています。アルコール分解速度は肝臓の大きさは筋肉量、性別、年齢、栄養摂取状態などによって個人差が大きく4から5倍程度の差があることが報告されています。