そばはダイエット中の食事に適した食品の一つとされています。
その理由やダイエットの際の注意点をお伝えします。
1.そばがダイエットに向いている理由
- 低カロリー・高栄養価
そばは白米やパンなど他の炭水化物と比べてカロリーが低めです。さらに、ビタミンB群やミネラルを含み、栄養価が高いのが特徴です。これらの栄養素はエネルギー代謝を促進し、ダイエットに役立ちます。 - GI値が低い
GI値が低いということは、血糖値が緩やかに上昇するため、脂肪になりにくい糖質になります。
そばのGI値は白米やうどんよりも低めのため、白米やうどんよりも脂肪になりにくい食品といえます。ダイエットには嬉しい味方です。 - 食物繊維が豊富
そばは水溶性・不溶性の食物繊維を含んでおり、腸内環境を整える効果があります。腸内環境が整うことは、ダイエットにおいて重要です。また、便秘解消にも効果的なため、ダイエット中は積極的にとりたい食品です。
2.ダイエット中にそばを食べる際の注意点
- そばの種類を選ぶ
一般的に市販されているそばには、小麦粉が多く含まれる「二八そば」や「更科そば」があります。小麦粉の割合が高いそばはカロリーが上がり、GI値も高くなるため、「十割そば」を選ぶことがおすすめです。 - つゆの塩分に注意
そばつゆは塩分が多く含まれがちです。過剰な塩分摂取はむくみの原因となり、ダイエットの妨げになる可能性があります。つゆは少量にとどめるか、薄めて使うと良いでしょう。 - トッピングの選び方
天ぷらそばやカツそばはカロリーが高くなるため避けるべきです。ダイエット中のおすすめトッピングは下記です。
• ねぎ、わかめ(低カロリーで食物繊維が豊富)
• とろろ(満腹感を得やすい)
• 温泉卵(タンパク質補給に役立つ) - 食べるタイミングと量
そばだけで済ませると満足感が得られない場合があるため、適量(1食80g〜100g程度)を守り、副菜として野菜やタンパク質(例えば鶏胸肉や納豆)を組み合わせると良いでしょう。
3.そばの具体的な食べ方提案
- 冷たいそば
ざるそばは脂質が少なく、つるっと食べやすいのが特徴です。薬味にねぎや大葉、すりごまを使うと風味が増し、食べ応えもアップします。 - 温かいそば
温かいそばに野菜たっぷりのトッピング(きのこや白菜)を加えると、食物繊維やビタミンが補えます。寒い時期にも適した一品です。
4.そばダイエットの注意点
- アレルギーに注意
そばアレルギーがある場合は摂取を避ける必要があります。 - 単品にしない
そばだけを食べると栄養バランスが偏る可能性があるため、必ず他の栄養素を補う工夫をしてください。
まとめ
そばは低カロリーかつ栄養豊富で、GI値が低いことからダイエット中に適した食品です。ただし、つゆやトッピング、そばの種類に注意し、バランスの良い食事を心がけることが重要です。適切にそばを取り入れれば、健康的なダイエットをサポートしてくれるでしょう。
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この記事は、医療法人社団 百年会の理事長、田部田 英之が監修しています。
【経歴】
2002年 慶応義塾大学医学部卒業
2003年 順天堂大学ペインクリニック入局
2006年 保谷厚生病院麻酔科長就任
2009年 BIGTREE.練馬クリニック院長就任