腰椎椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニアは、腰痛や足(臀部から足先まで)の痛みで発症します。症状としては、腰部脊柱管狭窄症に似ているのですが、年齢層は比較的若い人(20−40歳)に多いことや、症状が激烈であるという違いがあります。

写真1をみてください。腰部脊柱管狭窄症のコラムで使った写真です。腰椎(腰の骨)を横からみています。骨と骨の間の白色物体がまるでクッションであるかのように挟まっているのがお分かりでしょうか?これが椎間板というものです。この椎間板が後方に飛び出すことが病態です。

■写真1 腰椎の模型

なぜ後ろに飛び出すといけないのか?それは、後ろには脊柱管(コラム 腰部脊柱管狭窄症を参照)が存在するからです。飛び出した椎間板が、脊柱管を圧迫することで症状が出ます

今 今一度、復習となりますが、脊柱管には何が入っているか?そう!神経でしたね。

足に行く神経を刺激すれば、下肢の痛みやしびれとして自覚されます。真後ろに大きく飛び出せば、足の症状だけでなく、排泄を司る神経まで圧迫され、尿や大便を出す機能を障害します。(これが起こってしまったら迅速に手術をしなくてはなりません)。実は恐ろしい病気です。

一度飛び出してしまったヘルニアはどうなるのですか?とよく質問されますが、多くのケースでは半年から1年かかけて消失すると報告されております。(消失するかどうかはヘルニアの形態などにもよります)。自然に消失するとはいえ、その期間激痛に悩まされるのでは困りますよね。

当院ではこの強い痛みに対して、神経ブロック注射を積極的に行なっております。硬膜外ブロック注射神経根ブロック注射というものです。麻酔薬とステロイドを使用することによって、神経の圧迫による痛みを緩和し楽にすることが可能です。

腰椎椎間板ヘルニアと診断されて辛い思いをしているかた、私は椎間板ヘルニアじゃないかと不安な方、ぜひ当院に受診されてください。

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