ダイエット方法は様々ありますが、基本的な考え方としては、体脂肪を落として筋肉量をそのまま維持することがベストなダイエット方法といえます。方法は糖質を制限したり、脂質を制限したりと様々あります。
しかしそれぞれ良い点もありますが、個別で対応しないと、体の不調を起こすことも考えられますダイエットする上でいくつかポイントがあります。これらの指標を定期的に観察することがダイエット成功への近道です。
一般の方ではBMIを基準に「やせた」「ふとった」などを判断し、ダイエットに挑戦する方が多いと思います。BMIは健康診断などで提示されます。BMIは体重(kg)÷{身長(m)2}で算出することができます。
BMIの算出方法
体重(kg)÷{身長(m)2}
ダイエットの基準?!BMIの落とし穴
ポイント1
筋肉は脂肪より組織の密度が高いため、脂肪量が少なく、筋肉量が多い人では体格が小さく見える。
ポイント2
BMIは脂肪量を考慮していないので、個人の肥満度を判断するのには難しい点がある。
ポイント3
BMIは、身長が高い人では高く、低い人では低く算出されやすい傾向にある。
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ダイエット基本 -除脂肪量と脂肪量について-
次は脂肪量と除脂肪量について解説します。脂肪量は人間の体内にある脂肪の総重量のことです。脂肪量には皮下脂肪と内臓脂肪の両方が含まれています。脂肪量は次の式で算出することができます。
脂肪量(キログラム)=体重(キログラム)×体脂肪率(% )
除脂肪量
英語でファット・フリー・マス(FAS)と呼ばれ、脂肪以外の組織のことです。除脂肪量=筋肉量ではないという点に注意しましょう。除脂肪量には、骨、皮膚、水分、心臓や脳などの組織も含まれています。除脂肪量は次の式で算出することができます。
除脂肪量(キログラム) = 体重(キログラム)ー脂肪量(キログラム)
多くのダイエット外来やパーソナルジムでは、体内に電気を通して体脂肪量や筋肉量を測定することができる生体電気インピーダンス法と言うものを用いて測定しています。ぜひ気になる方は、お近くのパーソナルジムで一度測定してみることをお勧めします。
この記事は、BIG TREE. 荻窪クリニックの院長、榎本達也が監修しています。
【資格】
ペインクリニック学会専門医
東京都かかりつけ医認知症研修終了
【経歴】
2005年 順天堂大学医学部卒業
2005年 公立学校組合共済 関東中央病院 内科研修医
2007年 順天堂大学麻酔科学ペインクリニック 講座入局
2011年 順天堂大学大学院卒業(痛みと抗うつ薬に関する論文にて学位授与)
2014年 米国Boston scientific surgical centerにて脊髄刺激電極について研修
2015年 武蔵野陽和会病院 整形外科医員
2022年 BIGTREE.荻窪クリニック院長就任