帯状疱疹のワクチンはいつ打った方がよいですか?

1.帯状疱疹ワクチンの推奨接種時期

帯状疱疹は50歳以上の人に発症しやすく、年齢とともにリスクが上昇します。そのため、基本的には50歳を超えたら早めに接種することが推奨されます。特に60歳以上の方はリスクがさらに高まるため、接種を強く推奨されます。

2.接種を検討すべき人

以下のような方は、50歳未満でも接種の検討をおすすめします。

• 免疫力が低下している人(糖尿病、慢性腎疾患、がん治療中、ステロイドや免疫抑制剤を使用中)
• 過去に帯状疱疹にかかったことがある人(免疫はつくが再発リスクあり)
• ストレスや過労が多い人(免疫力低下の要因)
• 家族や職場で帯状疱疹の人と接触する機会がある人

3.ワクチンの種類と選び方

日本で承認されている帯状疱疹ワクチンは2種類あります。

ワクチン名種類効果持続期間接種回数価格(目安)接種対象
シングリックス不活化ワクチン約10年以上2回(2ヶ月間隔)1回 20,000円前後50歳以上(免疫抑制患者も可)
ビケン(弱毒生ワクチン)生ワクチン約5年1回8,000円前後50歳以上(免疫抑制患者は不可)

• より強い予防効果を求める場合 → シングリックス(2回接種・強力・長期間有効)
• 費用を抑えたい、1回で済ませたい場合 → ビケン(1回接種・安価・効果はやや短め)

シングリックスは免疫力が低下している人でも接種できますが、ビケン(生ワクチン)は免疫抑制状態にある人には適さないため、医師と相談が必要です。

4.打つべき時期

  • 発症リスクが上がる50歳以上になったら早めに
  • インフルエンザワクチンなどと同時接種も可能
  • 帯状疱疹にすでにかかった場合は、発症後6か月〜1年後に接種
  • 体調が良いときに接種(副反応として発熱・腕の痛みが出ることがある)

5.早めの接種を検討すべき人

  • 免疫力が低下している
  • 過去に帯状疱疹を発症したことがある
  • 60歳以上でまだワクチンを接種していない
  • 帯状疱疹後神経痛(PHN)が心配な人(ワクチンで予防可能)

6.副反応について

• シングリックス:接種部位の痛み、発熱、倦怠感(1〜3日で軽快)
• ビケン(生ワクチン):接種部位の腫れ、軽い発熱(1日程度で軽快)

まとめ

• 50歳以上であれば早めに接種を推奨
• 60歳を超えたら特に優先
• 免疫力が低下している人は50歳未満でも検討
• より高い予防効果を求めるなら「シングリックス」
• 費用を抑えたい場合は「ビケン」

自分に合ったタイミングで、かかりつけ医と相談して接種を決めるとよいでしょう。

関連記事
◾️皮膚に痛みを感じており、帯状疱疹ではないかと心配です。帯状疱疹になるとどんな症状がでますか?
◾️帯状疱疹になってしまいました。帯状疱疹の治療はどういったものがありますか?

この記事は、医療法人社団 百年会の理事長、田部田 英之が監修しています。

【経歴】
2002年 慶応義塾大学医学部卒業
2003年 順天堂大学ペインクリニック入局
2006年 保谷厚生病院麻酔科長就任
2009年 BIGTREE.練馬クリニック院長就任

| よくあるご質問一覧へもどる |