食事量を落とすダイエットは短期的には結果が出る場合もありますが、長期的に結果を出し続けるのは難しいです。さらに食べる量を減らすと前以上に太ることになります。
食事量を落としてダイエットを始めようとしている方は始める前にこちらの記事を読んでみてください。
■食事量を減らすダイエットが痩せない理由
私たちは食べ物から栄養をとっています。
食べ物からとれる栄養の中で、身体でつくれる栄養素とつくれない栄養素が存在します。つくれない栄養素は食べ物からしかとることができないため、ただ食事量を減らすダイエットをしてしまうと、必要な栄養素が不足して代謝が落ちて瘦せずらい体質になってしまいます。
例えば、タンパク質。タンパク質は通常の食事でも不足しやすい栄養素の一つで、食事量を減らしてしまうと必要な量をとることが難しくなってしまいます。
ダイエットでは、食事量を減らすのではなく、必要な栄養素がとれる食事を意識することが大切です。
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■食事量を減らすダイエットをすると身体におこること
摂取カロリーを減らすことにより、体では消費できるエネルギーが低下してしまうという変化があらわれます。これが、食事量を減らすダイエット後にリバウンドしやすくなる要因の一つです。
食事量を減らすと身体が入ってくるエネルギーや栄養素の量で生き延びるようと、消費エネルギーを減らした状態に適応してしまいます。
その結果、とっているエネルギーと同程度の消費エネルギーになり、体重が減らなくなってしまいます。さらに、ここで体重が減らないからとダイエットをやめてしまうと、消費エネルギーが減っているため、以前と同じ量をとっても体重が増えてしまいます。
そのため、食事量を減らすダイエットは瘦せにくいと共にリバウンドしやすいと言えます。
■ダイエットは食事量ではなく食事内容を意識する
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上記のようにダイエットで食事量を減らすことにこだわると栄養不足に陥り結果的にリバウンドしやすい身体をつくってしまいます。
食事量を減らしてしまうダイエットにならない目安としては、毎食腹8分目を意識して食べるようにしましょう。自分に適切な食事量をとったうえで、何を食べるか食事内容を意識することで、よりリバウンドしにくい体づくりに繋がります。
ダイエット中の食事で特に意識するポイント
不足しやすい栄養素であるタンパク質、食物繊維は優先的にとるように心がけるところです。
ダイエット中も、食事から栄養をしっかりとりましょう。
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この記事は、BIG TREE. 荻窪クリニックの院長、榎本達也が監修しています。
【資格】
ペインクリニック学会専門医
東京都かかりつけ医認知症研修終了
【経歴】
2005年 順天堂大学医学部卒業
2005年 公立学校組合共済 関東中央病院 内科研修医
2007年 順天堂大学麻酔科学ペインクリニック 講座入局
2011年 順天堂大学大学院卒業(痛みと抗うつ薬に関する論文にて学位授与)
2014年 米国Boston scientific surgical centerにて脊髄刺激電極について研修
2015年 武蔵野陽和会病院 整形外科医員
2022年 BIGTREE.荻窪クリニック院長就任